Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

とけいとまどのはなし

時計と窓の話

小川 未明

Lisez 時計と窓の話 (とけいとまどのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 4 803 caractères · 10 écrans

Aozora Bunko

私の生まれる前から、このおき時計は、家にあったので、それだけ、親しみぶかい感がするのであります。ある日のこと、父が、まだ学生の時分、ゆき来する町の古道具屋に、この時計が、かざってあったのを見つけて、いい時計と思い、ほしくてたまらず、とうとう買ったということです。

「これは、外国製で、こちらのものでありません。ある公使の方が持って帰られましたが、その方が、おなくなりになって、こんど遺族は、いなかへお移りなさるので、いろいろの品といっしょに出たものです。機械は正確ですし、ごらんのとおり、どこもいたんでいません。」と、そのとき、店の主人は、いったそうでした。

父は、主人のいうことを信じ、ほり出しものをしたと喜んで、これをだくようにして、自分のへやへ持ち帰りました。

私は、父から聞いた、そんな遠い昔のことを考えながら、いま自分の本だなにのっている時計をながめていました。外国から、日本へわたり、人の手から人の手へ、てんてんとして、使用されてきたので、時計も、だいぶ年をとっていると思いました。

たとえ、古くなっても、その美しい形は、かわらなかったのです。四角形というよりは、いくらか長方形で、金色にめっきがしてあり、左右の柱には、ぶどうのつるがからんでいて、はとのとんでいる浮きぼりがしてあるので、いつ見ても平和な、しずか