Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

とけいとまどのはなし

時計と窓の話

小川 未明

Lisez 時計と窓の話 (とけいとまどのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 4 803 caractères · 10 écrans

Aozora Bunko

」と、一人が、せめるごとくいいました。

「そのつもりで、きたんだが。」と、私は、どうして、おくれたのか、ふしぎに思ったのです。

「正ちゃんの時計は、やはりおくれているのだ。ラジオのほうが、まちがっているなんて、君はおかしなことをいったよ。ちょうど、日本が世界じゅうでいちばん強いと思っていたのと、おんなじなんだぜ。」と、山本くんが、じょうだんをいって笑いました。それをきいて一同が笑い出しました。ぼくは、そういわれると、さすがに、はずかしくなりました。父の自慢した時計が、やはり正確でなかったのかと思ったのであります。

家へ帰ると、さっそく、柱時計と、おき時計の時間を見くらべてみました。やはり、十五分ばかりちがっていました。いままで、こんな研究をしなかったことにも、落ち度がありました。

「おとうさん、あのおき時計は、くるっていますね。」と、ぼくは、父にむかっていいました。

「そうか。進むのか、おくれるのか。」と、父は、聞きかえしました。

「外国製の正確な時計とばかり信じて、ラジオのほうをちがっていると思ったのですが、いま見ると、やはり、おくれているんです。」

そう、ぼくがいうと、父は、笑い出して、