Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
とけいやしきのひみつ
時計屋敷の秘密
海野 十三
Lisez 時計屋敷の秘密 (とけいやしきのひみつ) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 36 481 caractères · 74 écrans
五井が、そういった。
「ああ、そうか、で、誰が落とし穴を用意したというの」
「ぼくらの敵だよ」
「時計屋敷の幽霊のことをいっているの」
「幽霊だか何だか知らないけど、とにかく時計屋敷に住んでいる怪しい奴が、ぼくたちの敵さ」
幽霊をはじめから信じない常識家の五井がそういった。
「しようがないね、その敵のため、ぼくたちははじめから捕虜になってしまって……おや、へんだね、足許がゆらいでいるじゃないか」
「あっ、動いている。地震らしい」
「地震じゃないだろう。ぼくたちは、なんか動くものの上に乗っているんだ」
「あ、そうか、どこかへはこばれていくんだな」
その先は、どこへ? 四少年は、たがいにしっかり抱きあって自分たちの運命を待っていた。
かびくさい室
その動くものは、たしかに大きな動力で動いているらしかった。
ごっとんごっとんと、重いひびきが地底からひびいてくる。
そのうちに、足の下が急に傾いた。ざらざらと土砂が一方へ走る。
「しっかり、気をつけろ」
と、五井が叫んだが、そのときには、足の下は急角度に傾き、四少年はずるずると滑ってからだの中心を失った。
「あッ、落ちる」