Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あらしのなか
暴風雨の中
山本 周五郎
Lisez 暴風雨の中 (あらしのなか) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 15 339 caractères · 30 écrans
「まったくだ、おれもそう思うぜ」
三之助は歯をみせて笑った。
「そういうやつらは」と男は憎にくしげに云った、「てめえの能無しを棚にあげて世間を怨むんだ、まっとうに暮している者や金持を憎んで、てめえが食えねえのはそういう人たちのためだなどとぬかす、そうしてしめえにゃあ悪事をはたらくようになるんだ」
「そのとおりだ、おめえの云うとおりだぜ、親方」
「てめえおれを笑うのか」男は辱しめられでもしたように嚇となった、「さんざっぱら世間に迷惑をかけて、女を幾人も泣かして、しまいにゃあ人をあやめさえしながら、てめえは自分が悪かったとは思っちゃあいねえんだろう」
「善いとも思っちゃいねえよ」
「自分が悪いとはこれっぽっちも思っちゃあいねえんだろう」
「善いとも思っちゃあいねえさ、本当だぜ親方」三之助は云った、「おれが仁兵衛をやったのは善いことたあ思わねえ、悪いことかもしれねえ、そいつはなんとも云えねえが、おらあやらずにはいられなかった」
「なんとも云えねえって」
「そうなんだ、おれは仁兵衛を短刀でやったが、あの爺いはおれが短刀でやった以上のことを、金と強欲でやってたんだ」三之助の唇が歪んだ、「あの爺いは家主としても鬼のようなやつだったが、そのうえ法外な高利貸をして、貧乏人の血をしぼるようなまねをしていた、あいつのために娘を売った者、親子