Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きのうえとしたのはなし
木の上と下の話
小川 未明
Lisez 木の上と下の話 (きのうえとしたのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 3 558 caractères · 8 écrans
「かわいそうだな。」と、年雄さんが、いいました。
「あんまり、のろいからよ。もっと早く歩けばいいのに。」
「だって、歩けないから、しかたがないだろう。」
二人の考え方が、ちがいました。
「はや、ありがたかってよ、年雄さん。」と、ちい子ちゃんは、どこからか、みみずのじっとして動けないのを知って、集まってくるありを見て、不思議がりました。
「こいつめ、こいつめ。」といいながら、年雄さんは、石ころで、一ぴき、一ぴき、小さなありを殺していました。
「年雄さん、およしなさいよ。ありが、わるいんではないわ。」
「まだ、みみずは、生きているんだよ。」
「みみずがのろのろしているから、わるいのよ。」と、ちい子ちゃんは、あくまで、みみずのせいにしていました。
木の枝に止まって、下のようすを見ていた子すずめは、
「さあ、どちらが、わるいのだろうか。」と、頭をかしげていました。年雄さんにもわからなかったかもしれません。
「あっちへ、飛んでいけ。」といって、棒切れへありのついたみみずを引っかけて、圃の方へ投げてしまいました。
「年雄さん、お花を見つけて、おままごとしましょうよ。」
二人は、あちらへ、駆けていきました。