Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きそがわ
木曾川
北原 白秋
Lisez 木曾川 (きそがわ) de 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 25 659 caractères · 52 écrans
二
「病気でもされると申し訳がありませんしね。それにお菊さんもまだ一度も里帰りしないのですから丁度いい折ですし、呼びましょうか」ということであった。それに従兄弟たちは大勢だし、汽車や電車のおもちゃはあるし、都会は壮麗だし、何か早く帰りたいらしかった。
「じゃあ、そうするか、たのむよ」と私は甥の三高生にその子を託した。
空は薄明となる、パッと園内のカンツリー・ホテルに電灯がつく。白、白、白、給仕とテーブル。
かえろかえろと、どこまでかえる。
赤い灯のつく三丁さきまでかえる。
かえろが啼くからかァえろ。
並木の鈴懸の間を夏の遊蝶花の咲き盛った円形花壇と緑の芝生に添って、たどたどと帰ってゆく幼年紳士の歌声がきこえる。
「おうい」
私は二階の欄干へ出て両手をあげる。
「ほうい」
向うでもこちらを見て両手をあげる。
白いかたわれ月は臈たけて黄に明って来る。ほのかに白い白帝城を、私の小さい分身の子供が、立って停って仰いでいる。
二
舟は遡る。この高瀬舟の船尾には赤の枠に黒で彩雲閣と奔放に染め出したフラフが翻っている。前に棹さすのが一人、後に櫓をこぐのが一人、客は私と案内役の名鉄のM君である。