Classiques japonais avec furigana
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とうあのへいわをろんず
東亜の平和を論ず
大隈 重信
Lisez 東亜の平和を論ず (とうあのへいわをろんず) de 大隈 重信 (おおくましげのぶ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 15 708 caractères · 32 écrans
これ即ち日本国民がその同種同文の国民に対し、千五百年の友誼ある国民、孔夫子の同門者たる国民に対するところの希望である。而してかくの如くにして得られたる泰平の賜物は、引いて世界に及ぶという訳である。
返す返すも我が日本は戦勝の威を仮りて侵略を努め、または強を頼んで弱を凌ぐという意志はないのである。この一事は独り支那政府、支那国民に向って宣言をするのみならず、世界に向って宣言して少しも憚らぬのである。従来欧米列国が支那朝鮮、即ち絶東に於て得たところの権利、既得の権利は国家として個人として得たるすべての権利は、日本に於て何処までもこれを尊重せねばならぬ。また平和の克復と共に、世界の商業が我が東洋に於て繁昌を極めんとするに当り、ことさらに一国に利益を与えて他の利益はこれを妨ぐるというが如き手段を取ることは、日本政府は必ず避くるところであろうと信ずる。また日本国民全体は何処までも自由競争の下に、列国共同の利益の下に、この絶東の文明を開発してその富を増進することを希望するのである。国際的猜忌、民族的嫉妬、宗教的悪感が釈然として解け、世界協同の利益を増進し、平和の光明遍く我が絶東諸国民を照らすの時一日も早く到達せんこと、この結果の我が皇軍の勝利によりて来らん事、実に日本国民の希望である。