Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
とうおういぶん
東奥異聞
佐々木 喜善
Lisez 東奥異聞 (とうおういぶん) de 佐々木 喜善 (ささききよし) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 63 862 caractères · 124 écrans
その穴を突いて望みの大グマ三匹をえ、それから一つ山を越えてコダマのレッチウの小屋にいってみると、鉄砲諸道具をみなそのままにしておいて、肝腎の人間が一人もおりません。これはどうしたことだろうと思って、四辺を見ると、小屋の梁の上にいままで見慣れぬ毛色の小ネズミどもが七匹ちょろちょろと去ってゆく。それこそすなわち山の神さんにとがめられて、ネズミとなったコダマのレッチウの七人組のなれの果てであったのであります。それでいまでもけっして七人組のレッチウは忌んで、ないことになっております。
私は老人がたびたび用いるこのレッチウという言葉をまたそのままに用いましたが問い糺すとこれは「連中」ということだということがわかりました。またタカスというのは、山言葉の一で、深山で大木の梢が風雨のために折れたのが、自然と幹に朽ち込み大穴となったのにクマがはいったもののいわれです。このほか、ソラグチ(大木の根に穴があるもの)、ツルベ(これは岩穴でクマが釣桶のように上からはいってゆくようなもの)――まあざっとこんなふうになりますが、しかしこれは主題とは違った余談であります。いずれも秋田の荒瀬村に行なわれている山言葉です。