Classiques japonais avec furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lisez 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 46 921 caractères · 94 écrans
三「もし御新造さん旦那が善い方で物を遣って有るから、旦那の愛敬で何うもお気の毒だ、私にも出さしてくれと云って呉れます、若い芸者衆やなんども、呼ばれた事は無くてもお名を聞いたばかりで出すから、三八出さしておくんなさいと、これが旦那の徳と云うものは恐ろしいもんで、何うも大したもので、是から柳橋と新橋と吉原へまいりましょう」
ふみ「はい/\何ともまア………それもあなた様の御親切で」
三「此の他には全で方なしの処には往かれませんが、あゝ善い事が有りますぜ、旦那が一番贔屓にしてくれた人という者は何で美代吉さんです、是が運の善い人で、自分が惚た男に請出されて、蠣殻町に居たのだが、越して新らしく此の頃建った家を借りて、それが今御徒町一丁目の十六番地へ葉茶屋を出しました、松山園とかいう暖簾を出して、亭主の方が坊ちゃん育ちの善い人だから、それに美代ちゃんは旦那に御贔屓になったんですから………分らねえ奴は有松屋の婆さ、何だかぐず/\云いやがって、否なら止しやアがれとも云わないが………それとちがい是は大丈夫だ、先方が大きいから二十円や三十円は出してくれるかも知れないが、まアあなたを連れてって見せなくてはいけない」