Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かきのきのあるいえ

柿の木のある家

壺井 栄

Lisez 柿の木のある家 (かきのきのあるいえ) de 壺井 栄 (つぼいさかえ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 15 460 caractères · 32 écrans

Aozora Bunko

「青いから、あーおい。」

「ちがうよ、まだうれんからだよ。」

「ちがいませんよ、もう赤い実も、あーるよ。」

「そんなら、葉っぱだって、赤いのがあーるよ。」

二人はむちゅうになって柿の木を見上げています。おじいさんの命をちぢめてまで、実をつけさせた柿の木は、しかし二人の目にはなんとなく、いつもとちがったものに見えました。実が小さいのです。木全体の姿も、どことなく、いつもとちがっています。そこへやってきた三太郎おじさんをつかまえて、洋一は心配そうにいいました。

「おじさん、今年の柿、小さいね。」

「ふむ。」

おじさんは一しょに柿の木を見あげていましたが、

「なるほどな。もう年よりだからな。」

といいました。

「いやだな。」

洋一がさもいやそうにいうと、

「いいじゃないか、これはおじいさんの兄弟だったんだから。洋一のもあるんだろ。」

元気づけるように、おじさんはいいました。

「あるにはあるけどもさ、まだ実が五つぐらいしかならないもん。」

「あたり前さ、はじめからたくさんはならんよ。桃栗三年柿八年といってな、何でも約束があるんだよ。この木が年よりになったのも約束さ。人間と同じだ。