Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しょくぶつちしき

植物知識

牧野 富太郎

Lisez 植物知識 (しょくぶつちしき) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 43 784 caractères · 86 écrans

Aozora Bunko

リンドウ

春に芽出つ新葉の苗は、食用として美味である。

「キキョウの図」のキャプション付きの図

キキョウの図

リンドウ

リンドウというのは漢名、龍胆の唐音の音転であって、今これが日本で、この草の通称となっている。中国の書物によれば、その葉は龍葵のようで味が胆のように苦いから、それで龍胆というのだと解釈してあるが、しかし葉が苦いというよりは根の方がもっと苦い、すなわちこの根からいわゆるゲンチアナチンキが製せられ、健胃剤に使われている。

リンドウは昔ニガナといった。すなわち、その草の味が苦いからであろう。また播州〔兵庫県南部〕ではオコリオトシというそうだが、これもその草を煎じて飲めば味が苦いから、病気のオコリがオチル、すなわち癒るというのであろう。また葉が笹のようであるから、ササリンドウの名もある。

リンドウは向陽の山地、もしくは原野の草間に多く生ずる宿根草で、茎は三〇~六〇センチメートルばかり、葉は狭くて尖り無柄で茎を抱いて対生し、全辺で葉中に三縦脈があり、元来緑色なれど、日を受けて往々紫色に染んでいる。秋更けての候、その花は茎頂に集合して咲き、また梢葉腋にも咲く。