Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lisez 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 159 974 caractères · 317 écrans

Aozora Bunko

のが辛(つれ)えから、手前(てめえ)今度出たら再び生きて帰(けえ)るな」

亥「爺(ちゃん)、己(おら)ア了簡があって業平橋の文治郎のどてっ腹を抉って腹癒(はらい)せをして来るのだ」

長「何だ、腹が痛(いて)えと」

亥「そうじゃアねえ、業平橋の文治郎を打(たゝ)っ斬って仕舞うのだ」

長「此の野郎とんでもねえ奴だ、業平橋の文治郎様の所へは己(おれ)がやらねえ、死んでもやらねえ、業平文治郎さまと云うのは見附前(めえ)の喧嘩の相手だろう、其の方(かた)を斬りに往(ゆ)くんなら己を殺して往け」

亥「なんだって文治郎を殺すのにお前(めえ)を殺して往くのだ」

長「何もあるものか、手前(てめえ)は知るめえが、去年の暮の廿六日に手前(てめえ)が牢へ往って其の留守に、忘れもしねえ廿八日、業平橋の文治郎様が来て金を十両見舞に持って来てくれた、手前(てめえ)が牢へ往って己が煩っていて気の毒だ、勘忍してくれと云って十両の金をくれた、其の金があったればこそ己が今まで斯うやって露命を繋(つな)いで来た、其の大恩ある文治郎様に刃物を向けて済もうと思うか、さア往(ゆ)くなら己の首を斬って往け、殺して往け、恩を仇(あだ)で返(けえ)すのは済まねえから殺して往け、さア殺せ」