Classiques japonais avec furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lisez 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 159 974 caractères · 317 écrans
ことが出来ない、自分も二百四十石取った士(さむらい)の娘、切(せ)めては怨みを晴したいが兄弟もなし、別に親類もない、実に情(なさけ)ない身の上であるが、業平橋の文治郎さまという方は情深いお方、去年の暮もお父様(とっさま)が眼病でお困りであろうと、見ず知らずの者に恵んで下さり、結構な薬まで恵んで下さる、真の侠客じゃとお父様がお賞(ほ)め遊ばした、彼(あ)の家に奉公し、辛抱して親の仇(あだ)が知れた時、お助太刀(すけだち)をねがうと云ったら、文治郎さまが助太刀をして下さるだろうと考えて居ります。その一軒置いて隣にまかなの國藏という者、今は堅気(かたぎ)の下駄屋(げたや)をして居ります。一つ長家で親切でございますから、此の事を國藏に頼むと、國藏も根が悪党で、悪抜(あくぬ)けたのでございますから親切がございますから、
國「感心なお心掛けでございます、旦那も未だ御新造(ごしんぞ)がないから貴嬢(あなた)が往って下されば私も安心だ、何しろ森松をよんで話して見ましょう」
とこれから女房が往って森松を呼んで来ると、直ぐやって来ました。
森「御無沙汰しました、丁度来(き)ようと思っていた