Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

もみノきはのこった

樅ノ木は残った

山本 周五郎

Lisez 樅ノ木は残った (もみノきはのこった) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 145 078 caractères · 285 écrans

Aozora Bunko

断章(十五)

――津田玄蕃どのがおめどおりを願っております。

「よし、とおせ」

「ずっと寄れ、玄蕃、辞儀は無用だ、ずっと寄れ、一つ遣わそう」

――頂戴するまえに申上げたいことがございます。

「聞こう、なんだ」

――おそれながら、お人払いを。

「構わぬ、隼人に隠すことはない、遠慮なく申せ」

――老中評定の日取が決まりました。

「いつだ」

――明後二十七日、月番老中板倉侯の屋敷でございます。

「列座の顔ぶれは」

――老中は酒井侯はじめ、久世侯、土屋侯、板倉侯、稲葉侯、申次として町奉行の島田出雲守、作事奉行の大井新右衛門、大目付は大岡佐渡守、目付は宮崎助右衛門、以上の由にございます。

「召されるのは誰と誰だ」

――涌谷さま、柴田外記、原田甲斐、古内志摩の四名に、聞役は蜂谷六左衛門でございます。

「うん、それで」

――初めに涌谷さまは境論をもちだし、続いて家中の政治紊乱を訴えられるとのことです。

「老中はどう扱うようすだ」

――板倉侯が涌谷さまを召されましたとき、涌谷さまは陸奥守お為筋について述べるよう、また、原田甲斐は一ノ関さまについて弁護するがよかろう、との内意をもらされたとうかがいました。