Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

Lisez 次郎物語 (じろうものがたり) de 下村 湖人 (しもむらこじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 178 724 caractères · 355 écrans

Aozora Bunko

の偶然に過ぎなかったとしても、決して軽視されてはならないことだったのである。

食事が終ると、また次郎の音頭で、鍋やその他の食器が階下に運ばれ、菓子袋がきちんともとの位置にもどり、土瓶が四五ヵ所に配置された。

やがて大沢が立ち上った。

「きょうはいつもとちがった特別の集まりなので、少し形式ばっているが、司会みたいなことを僕にやらしてもらいます。」

そうまえ置きして、彼は、まず、きょうの会合をひらくにいたったいきさつを述べ、俊亮の骨折と好意に対して深い感謝の意を表した。それから朝倉先生送別の辞にうつったが、彼の言葉は、じっくりと落ちついていた。激越な調子になりそうだと、しばらく声をのんで、自分を制するといったふうだった。その中で、彼はストライキ問題にもふれたが、その時だけは、声を大にして、次郎や新賀や梅本のとった態度を賞讃した。最後に彼は、さっき座敷できいた朝倉先生と俊亮との対話をひいて、つぎのように結んだ。

「いろいろの事情をのりこえて、人間の真実が終始一貫生かされて来たことは喜びにたえません。白鳥会員は、人間の真実を生かしたという点で、見事な勝利者であります。