Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
Lisez 次郎物語 (じろうものがたり) de 下村 湖人 (しもむらこじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 178 724 caractères · 355 écrans
君らにはまるで常識がない。どうかそんなむりは言わないでくれ。」と、泣いているのか、怒っているのかわからないような声で言った。四人共、その時は、こんなのが自分たちの学校の校長だろうか、という気がして、実際なさけなかったそうである。田上が「僕たちは朝倉先生の留任さえ実現すればいいのですから、校長先生がそれを保証して下さるなら、血書の処置はお任せしましょう。」と言うと、校長は何と思ったか、急に椅子から立ち上って、四人の顔をひとりびとり念入りに見まわした。そして何度も首をふっていたが、おしまいに、永いため息をついて、「君らの非常識には全くあきれてしまう。朝倉先生の退職は県の方針できまったことだ。県の方針で一旦きまった以上、校長としてはどうにもならないではないか、それが君らにはわからんのか。」と言った。そして、もう一度永いため息をついて、どたりと椅子に腰をおろしたが、いかにも思いなやんでいるように眼をつぶって、ひとりごとのように言った。「そりゃ、朝倉先生が惜しい先生だということは私にもよくわかっている。いや、誰よりも私が一番よくわかっているつもりだ。だから、君らが先生の留任を願い出る気持には心から同情する。