Classiques japonais avec furigana
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えどがわらんぽしにたいするわたしのかんそう
江戸川乱歩氏に対する私の感想
夢野 久作
Lisez 江戸川乱歩氏に対する私の感想 (えどがわらんぽしにたいするわたしのかんそう) de 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 6 478 caractères · 13 écrans
と歎息させられたり、又は「成る程、そんな方向からも見られるものかナア」と首肯させられたりしつつ「やはり、こんなものは乱歩氏でなくては……」と時折りに思い思い今日に到ったものでした。
「陰獣」では、その読者を引っかけて、引きずり込んで行く、新らしい蜘蛛の糸のような底深い筆のネバリと、飜弄自在なトリックに恐れ入りつつ、その脚色の末尾のドンデン返しの一節に到って「牛鍋」の中から「牛の毛」を発見させられた程度の残念さを、シミジミ味わせられた事でした。
「人間椅子」では、あの主人公の性格をもう一息、突込んで脚色してもらいたいと思いながらも、椅子というものの不可思議な感じを、あそこまでエグリ付けられた氏の大手腕に、羨ましいまで感心させられてしまいました。
「赤い部屋」では、その前置きの材料を集められたハタラキと、その配列と、トリック、脚色を、あそこまで洗練し、有機化しつつ、最後に茶化してしまわれた大器量に対して、思わず「満点」を叫ばせられました。
「踊る一寸法師」では、その材料のステキサと、ノロノロと推移するリズムの詩的?なモノスゴサに、それらの出来事のワザトラシサをハッキリと気付きながらも、喜んで魅惑されて行きました。