Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
うかぶひこうとう
浮かぶ飛行島
海野 十三
Lisez 浮かぶ飛行島 (うかぶひこうとう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 124 009 caractères · 249 écrans
「びっくりするものって何だ!」
「うふん、驚くな、いいか。貴様が杖とも柱とも頼む川上機関大尉の死体だ」
「ええっ、な、な、何だって?」
「あっはっはっ、いよいよ貴様も、木から落ちた猿と同じことになったよ。ざまをみろ」
ジャックは憎々しげにいい放った。杉田二等水兵は腸を断たれる思であった。ああ、わが川上機関大尉も遂に悲壮な最期をとげられたか、――車は、観念の眼をとじた杉田をのせていよいよ現場についた。
するとリット少将から意をふくめられたジャックが、杉田のそばへよってきて、
「さあ杉田水兵、ここにころがっている死体を見ろ。お前の上官だ。川上機関大尉だ」
と、杉田の肩をつついた。
杉田は、寝台の上で、思い悩んだ。会いたい、見たい。いやとびつきたい程の思であるが、上官の亡骸に、生きて相見えることは部下として忍びないものがあった。
「おい、杉田、お前は大尉に会いたくないのか?」
とジャックはあざ笑いながらうながした。
杉田二等水兵は、遂に心を決したらしく、体を動かした。二人の看護婦は、それをうしろから抱きおこした。
傍に並ぶリット少将はじめみんなの眼は、杉田の顔の上に吸いつけられたようになっていた。