Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
うみがよんだはなし
海が呼んだ話
小川 未明
Lisez 海が呼んだ話 (うみがよんだはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 3 700 caractères · 8 écrans
海産物のほかに、お茶や卵を売っていました。おじさんというのは、まだ若く、やっと三十をこしたくらいに見えました。それにひとり者で、いつも店にさびしそうにすわっていました。
「おじさん。」といって、清吉や、正二や、ほかの子供たちが、じきに遊びにいくようになったのも、一つは、勇ちゃんの叔父さんだったというので、まったく他人のような気がしなかったからでもありましょう。
なんでも珍しいことを知りたがる子供たちは、この店へやってくると、
「おじさん、海の話をしてよ。」といいました。
「は、は、は。」と、無口のおじさんは、笑っています。
「おじさんは、海の底へ入ったことがある?」と、正二が、聞きました。
「は、は、は。海の中へは、毎日のように入ったし、小さな舟に乗って、遠くへ釣りにいったこともある。」と、おじさんが、答えました。
「正ちゃん、おじさんは、海へくぐるのが、名人だって。そして、さんごや、いろんな貝や、魚など、なんでも手で取ってくることができるんだって、いつか勇ちゃんがいったよ。」と、清吉がそばからいいました。
「え、おじさん、ほんとう?」
「うん、ほんとうだ。」