Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まんかんところどころ
満韓ところどころ
Lisez 満韓ところどころ (まんかんところどころ) de Natsume Sōseki (夏目 漱石) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 74 601 caractères · 148 écrans
品の好い御神さんが、はあもしもしを乃別に繰返す。或る時チョコレートの菓子が食いたくなったから、下女に有るかいと聞いて見ると、すぐもしもしで取り寄せてくれた。のみならず満鉄公所へ御馳走を受けに行けば、三鞭が現れる。領事館へ挨拶に行けば、英吉利の王様の写真などが恭々しく飾ってあって、まるで倫敦のような気持になる。そうかと思うと、宿の座敷の廊下の向うが白壁で、高い窓から光線が横に這入って来るのは仕方がないが、その窓に嵌めてある障子は、北斎の画いた絵入の三国志に出てくるような唐めいたものである。しかもあまり綺麗ではない。その上室の中が妙な臭を放つ。支那人が執拗く置き去にして行った臭だから、いくら綺麗好きの日本人が掃除をしたって、依然として臭い。宿では近々停車場附近へ新築をして引移るつもりだと云っていた。そうしたら、この臭だけは落ちるだろう。しかし酸っぱい御茶は奉天のあらん限り人畜に祟るものと覚悟しなければならない。
四十八
黒い柱が二本立っている。扉も黒く塗ってある。鋲は飯茶碗を伏せたように大きく見える。支那町の真中にこんな大名屋敷に似た門があろうとは思いがけなかった。