Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

せんこうてい「ハビヒツブルグ」

潜航艇「鷹の城」

小栗 虫太郎

Lisez 潜航艇「鷹の城」 (せんこうてい「ハビヒツブルグ」) de 小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 132 395 caractères · 263 écrans

Aozora Bunko

だが、それはまだまだ、手軽な方でな、後で曝け出された事実というのが、比べもつかんほど奇怪なことじゃった。矢伏に、死刑が執行されてから、ちょっと後の話で、意外にも、保釈中の船場四郎太が拳銃で自殺を遂げてしもうた。

――犯人は俺じゃという、遺書を残してな」

三伝、四郎太、五太夫、六松と、偶然にも三・四・五と揃った「欧航組」の幹部が、ひとりは仲間に殺され、ひとりは死刑になり、もう一人は、遺書に告白を記して自殺を遂げてしまった。

そうして、残る成戸六松の一人だけが、四年の刑期を豊多摩刑務所で送っているのである。「欧航組」は、こうして壊滅した。けれども、その終焉を、いと朦朧とさせているのは、一つの殺人に、下手人が二人現われたということである。生憎、屍体は海中に落ちて、発見されなかったのであるから、三伝が、二つの弾のどっちの方をうけたのか、また、その二つが二つともという場合もあるだろうし、もし屍体があがれば、体位からでも推定できることであるが、いまはその証明が全然不可能になってしまった。が、一方に、また船場の遺書を見ると、その疑問を、やや解き得たかのような気もするのだった。