Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
せんこうてい「ハビヒツブルグ」
潜航艇「鷹の城」
小栗 虫太郎
Lisez 潜航艇「鷹の城」 (せんこうてい「ハビヒツブルグ」) de 小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 132 395 caractères · 263 écrans
「それに、まだ訝しく思われる事がございまして。と申しますのは、まだ扉が開かれないうちでしたけど、たしかにヴィデさんの声で、どうしてうろうろしているんだ。君たちは何を隠そうとしているのか――と妙に落着いたような、冷たい明瞭りした声で云うのが、聴えたのでございます。
ですから、あの室に入って夫の屍体を一瞥すると同時に、私の眼は、まるで約束されたもののようにヴィデさんに向けられました。
すると、あの方だけは、椅子の上で落着きすましていて、まるでその態度は、当然起るべきものが起ったとでも云いたいようで、とにかくヴィデさんだけには、夫の変死がなんの感動も与えなかったらしいのです。
まったくあの方には、底知れない不思議なものがあるのですわ」
とはいえウルリーケとて同じことで、夫の死に慟哭するようなそぶりは、微塵も見られなかったのであるが、まもなく法水は、その理由を知ることができた。
現場の扉は、鉄板のみで作られた頑丈な二重扉で、その外側には鍵孔がなかった。というのは、万が一クローリン瓦斯が発生した際を慮ったからで、むろん開閉は内側からされるようになっていた。