Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みおつくし
澪標・落日の光景
外村 繁
Lisez 澪標・落日の光景 (みおつくし) de 外村 繁 (とのむらしげる) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 889 caractères · 268 écrans
九居瀬の祭礼の太鼓の鳴らし方の意で、たつはひどく得意である。
また木のぼりに限らず、高い所はたつの好む場所のようである。たつは水屋の屋根に上って、母に激しく叱られたこともある。
ある時、たつが顎を上げ、私の前へ喉を突き出して言う。
「こそぼってみやい。わしらなんともないわ」
私は一寸ためらったが、そっとたつの喉に指を当てる。たつは平気な顔をしている。
「ほれみ、どうもないやろ。晋さんもこそぼってみたろか」
「ほんなもん、わしらこそばいもん」
「あかんこっちゃな。わしら腋の下かて、こそばいことないわ。ほら、こそぼってもよいわ」
たつは両腕を上げる。私は誘われるように、たつの両腋に手を入れる。途端に、たつは大きな声を発し、腕を窄める。
「わあっ、こそぼ。やっぱりこそばいもんやな。ほうや、晋さん、こそぼり合いしやへんか。じゃんけんで負けた方がこそぼられるんや」
「ほんなこと、かなん」
「晋さんは喉だけやが、なあ、しようまいか」
自分の手で、自分の喉や腋を擽っても、何の感じもない。若しも、睨みっこの場合のように、全く別のことをでも考えておればどうだろう、と私は考える。