Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
むち
無知
中谷 宇吉郎
Lisez 無知 (むち) de 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 776 caractères · 16 écrans
たとえば献酬の風習などは、初めは毒味の意味から発生したものかもしれないが、後世になっては、相手を酔わすための手段になり、今日でもその手段として残っている。それでは何のために酔わすかというと、第一は歓待の意味である。これは日本の貧しさに起因するので、普段は酒を充分に飲めない、それでこういう機会に充分に飲まそうというので、比較的純粋な行為である。しかしそれが献酬という形になるのは、客に遠慮というものがあるからである。
遠慮ということが全然無ければ、各自勝手に好きなだけ飲めばよいはずである。ところが、本当はもっと飲みたいのに、「もう結構です」と言っておいて、あとになって、「あの家では、酒のすすめ方も知らない」などと言う。したがって、主人側も、献酬のような形で、歓迎される「無理強い」をせざるを得ないことになる。
ところで、遠慮という作法が、なぜ発生したかというに、これは自分の能力以上に自分を認めてもらいたいという心情に根ざしたものと思われる。欲しい時に、欲しいというと、相手はどう思うかということを、無意識的に計算するところから、遠慮というものが生まれて来る。