Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
むだい(きゅう)
無題(九)
宮本 百合子
Lisez 無題(九) (むだい(きゅう)) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 1 500 caractères · 4 écrans
m、金を惜しくなって来た。それを、そうスラリと云わずに
「温室のことで怒ったりしては 彼の意志に反する」とか、又このようなカラミでやる。
つまり石井をことわったらしい。
○mが彼というとき、聞くものは体のどこかを突かれたような感じをうけ、いやで毒々しく感じた。英男とはまるで内容の違う彼 母流の彼(いやみな)を感じ、はずかしかった。
○その午後 バスケットに入れて 猫を貰って来た。
「幸福なところへ行くんだ」
ところが、逃げ出し いくらまってもかえって来ない。
「困ったね」
キク「本当に、お話も出来ませんね」
夜仕事をしていると「ハナレ」
「一寸お話がございますから」と来る。
「猫のことだがね、私の家には猫を飼わないよ、お前の家なら御勝手だが……」
「逃げちゃった」
「逃げたでいいならかまわないがね……」
「それから その机の上を片づけて、テーブルかけを出しておくれ」
何故そのテーブルかけがいるのかわけがわからない。
「今徹夜する程いそがしいのだから、二三日してすっかりかたづけましょう」
今机がいるのではないらしいから
「――私はもう行くよ」
「それなら尚問題ない」
「ああ、私が居なくなればいつも問題はないよ」