Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぼんのうひぶんしょ
煩悩秘文書
林 不忘
Lisez 煩悩秘文書 (ぼんのうひぶんしょ) de 林 不忘 (はやしふぼう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 86 705 caractères · 173 écrans
お山の神様は、荒い神さまである。
山の若者の復讐は、炎烈、野火のごとくに激しいのである。
この時から、煩悩の語は、三羽烏の執念となった。
笹籤
出羽守の煩悩に焼き払われた焦土の灰から、ここに、三つの煩悩の相が立ち上ったのだ。
煩悩で煩悩を制すべく。
さて、名も金もない非力の三人が、煩悩によって金剛の力を獲るとは――?
名も金もない――そうだ!
男の煩悩に、三つありはしまいか。
名、金、そして女。
名誉慾。黄金慾。女慾――。
人を動かす原因にこれ以外のものはなく、また、これ以上の力はない。有史以来、人間はこの三つの煩悩に駆りたてられて、われも人もこの三慾のためにこそ、孜々営々と生命を削る歩みをつづけてきたのだ――現世は、名、金、おんなの煩悩三つ巴。
男として、この三つを獲たものを強者という。
祖父江出羽守は、この三つを三つとも有っているではないか。名はもとより、金も、そして、女も。
で、三人が三つの煩悩を追って、銘めい、各その方面で求めるものを掴み、他日なんらの形でその力を協わせて、煩悩出羽に立ち向かおうというので。
この相談――誓約が成って。