Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ばくやくのはなかご

爆薬の花籠

海野 十三

Lisez 爆薬の花籠 (ばくやくのはなかご) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 101 908 caractères · 204 écrans

Aozora Bunko

そこで、とうとう彦田博士夫人道子にあう決心をしたのだった。

見えない糸

楽屋は、一時、大さわぎとなった。

ふとんをしく、くすりびんをのせた盆をならべる、手拭をしぼる。楽屋が、舞台みたいになってしまった。そして房枝は、そこに病人らしく横になった。

「房ちゃん、すまないわねえ」

スミ枝が、枕もとへきて、小さいこえで気の毒がった。

「いいのよオ、心配しなくっても」

房枝は、スミ枝をなぐさめた。房枝としても、道子夫人に、道子夫人が何者であるかは、まだ知らないが、あいたかったのであった。夫人に、めいわくをかけるのをおそれて、面会をことわってもらったのである。だから、スミ枝の行きすぎのためとはいえ、こうして、夫人にあえることになって、うれしくないことはない。

「まあ、あなた」

道子夫人は、こえをうるませて、房枝の枕もとにきた。

「房枝さん、おくるしいのですか。どこがおわるいのです」

房枝は、道子夫人に見つめられて、まぶしくてならなかった。

「いいえ、たいしたことはございませんの。それよりも奥様、りっぱなお花環をいただきましておそれ入りました」

「なんの、あれほどのことを、ごあいさつでかえっておそれ入りますわ。