Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ばくやくのはなかご
爆薬の花籠
海野 十三
Lisez 爆薬の花籠 (ばくやくのはなかご) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 101 908 caractères · 204 écrans
「そうだなあ。しかし、一人一人、しらべていたのでは、なかなからちがあかない。怪しい奴を見当つけて、それから先へしらべてみたら、どうか」
「さんせいですね。それについて、船長。私は、あの団員の中にいる曾呂利本馬という背の高くて、右足を繃帯でまいている男が、特に怪しいと思うのですがねえ。まず、あいつを引っぱってきてはどうでしょうか」
「曾呂利本馬? ふふん、ああこの船客か」
と、船長は、船客名簿をくりながら、指さきで、曾呂利の名をおさえた。
「曾呂利などとは、ふざけた名前だ。こいつから先しらべることはさんせいだ。さっそく、ここへ引っぱって来たまえ」
「はあ、承知しました」
船長が許可したものだから、ただちに手配がなされ、曾呂利本馬、実は帆村探偵が、船長室に連れてこられた。
「おいおい、そんなに手あらくしてはいけない、この方はお客さまなんだから」
船長は、水夫をいましめた。
「いや、この人は、どうしても来ないといって足のわるいくせに、あばれるもんですから、つい、こうなるのですよ」
「いけない、いけない。まあ、曾呂利さんとやら、ゆるしてください」
と、船長は、さすがにていねいだった。