Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ばくやくのはなかご

爆薬の花籠

海野 十三

Lisez 爆薬の花籠 (ばくやくのはなかご) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 101 908 caractères · 204 écrans

Aozora Bunko

警笛が、ぶーッと鳴りだした。

宿直の二等運転士のところへ電話がかかって来た。彼は、おどろいて、電話機をにぎったまま椅子から立ち上った。

「えッ、第一船艙が爆破した? ほんとか、それは。大穴があいて海水が浸入! 防水扉がしまらないって? 機関部へ水が流れ込んでいる。エンジンはどうした。機関部も故障だというのか。船長? 船長は、ここにいられるが」

雷洋丸の第一船艙におこった爆発事件! そして、運わるく防水扉はしまらないで、浸入した海水は、洪水のように機関部へ流れこんでいくという。

船長が、電話をかわった。

「おい、どうした。そこは機関部か。なに、機関長だと、それで、どうした。極力手をつくしているが、非常に危険だというのか。よろしい、分かった。すぐ避難命令を出す。そっちは一つ死力をつくして、がんばってくれ!」

電話機を下においた船長の顔は、まったく、一変していた。眉の間には、つよい決意の色があらわれていた。

「総員、甲板へ。それから、無電で、救難信号を出すんだ。早く」

船長は、てきぱきと、次から次へ命令を出した。

しばらくして、船長は、帆村探偵のことを思い出して、彼の名を呼んだ。