Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
カラスキーしのゆうじょう
犂氏の友情
久生 十蘭
Lisez 犂氏の友情 (カラスキーしのゆうじょう) de 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 13 312 caractères · 27 écrans
「えッ、金を、どう使うんです?」
「毎日、大餐宴をやったり、ここへやってくる人間に一人残らず酒振舞をしたり。……それだけなら、まだいいのですが、ねだられるとだれにでも金を呉れてやる。それも、生優しい金でないのです。……この辺では、先生のことを『中央銀行』といっています」
「これは、驚きました。馬鹿もいい加減にしておいてもらいたいもんだ」
「そうですよ。……この辺の住人ときたら、まるで鬣狗のような貪婪なやつばかりですから、そんなことをしていたら、それこそ骨までしゃぶられてしまいます。一旦喰い下ったとなったら最後まで離しはしませんから……。先生の世間見ずをいいことにして、その一例として、ある二、三人のやつらが、『藁麺麭』という出鱈目なものを捏ね上げて、先生に発明権を買わせようとしているんです。……藁を摺り潰してパルプをつくり、それをフェナルチン・アドという薬品で処理すると小麦粉と同様のものができるというのですが、フェナルチン・アドなんてのがそもそも出鱈目なんで、そんな薬品はどこにもありゃしない。実際のところ、それは薬でも何でもなくて、ごく上等の小麦粉それ自身なんです。