Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 174 521 caractères · 344 écrans
読者があの作品を興味をもって読むにはよむが、よみ終ったあと、自分にのこされた問題、人生課題というものを感じない。これはあれ丈細部が描写され力づよく彩られているにかかわらず、顕著です。「二十日鼠と人間」、又は、「誰がために鐘は鳴る」、などは、描かれている世界にリアルに案内されるばかりでなく、読者は更に現実の人間悲喜の裡にあって、まだ描かれていない人生の諸局面について、真実の存在について、感覚をよびさまされ、それらについて思いをやるだけの想像力の刺戟をうけます。結局大きい作品というのは、読者に、どれ丈人生の諸真実への関心をさまさせるか、という点にかかっていると思います。大作というものの真の価値は、そこね。
人間情熱の悲しい浪費(バトラー、スカーレット)を描くところで現代文学の限界はつきているでしょうか。そうではないと思います。ヘミングウェイの例をとってみると、彼は「持てるもの持たざるもの」、という漂流的人間誠意――生きる努力の悲劇を描いた後、「誰がため」まで、ともかく漕ぎ出て居ります。点を甘くしても、現代文学の発足点、ドンと鳴ってかけ出す線はそこまでは来ているわ、ね。