Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 374 755 caractères · 745 écrans

Aozora Bunko

何かの工場へ今つとめて四十五円とっています。その中から、下宿料十五円、家へいくらか送り、交通費、きるものなどすべてまかって、十円やっとのこる。この十円のために夜勤ですっかり体へばりかかっているので、この間来たとき十円出してくれるのならば、却って生活しよいから来てもわるくなさそうな話していたそうで、そのことをきめて来るわけです。来るか、来ないかを。この娘は、先は大変目のこで勘定高かった。たべるものにしろ食べさせるのをたべなければ損、そのようでこちらで切ないところもありましたが、今度は世間を見て、四十五円とは何を意味しているかがわかって、もしかしたら先よりよいかもしれません。

明日の話でどうなるか。いつかも申していたように、私はもう自分たちの暮しに又一さとりして、一緒にいる人のことは、勿論一生懸命に心がけますが、永続的でなくても平気という気になったから、そう気にして居りません。大して困ったところさえなければ誰かいて、空巣の番と御飯をたき洗濯してくれればようございます。その誰かが問題でキューキューしていると云えばそうですが。

今月は一年半ぶりでやや生活するに足る(生活費の三分の二ぐらい)収入がありそうです。