Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lisez 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 374 755 caractères · 745 écrans
この頃はどんなひとでも顔を見ると真先に云うのは、米、木炭、マッチの話です、女のひとたちお召のゾロリとしたなりで、その話です。島田の方では近所に五十歳ぐらいの女のひとり身のひとがいて、よくお手つだいしますって。昔からよくたのんでいたひとだそうですが。ですから安心ね。それに達ちゃんいよいよ五月にはかえる予定だそうです。本当? わかるの? と私が怪しんだら、本当の由、お母さん益※(二の字点、1-2-22)おたのしみで、私たちもうれしゅうございますね。そしたらきっとすぐお嫁さんの話で、その方もきまれば私たちは本当に安心ね。何と気が休まるでしょう。お母さんが、五月迄と思って待っていらっしゃるお気持、沁々思いやられます。けさは、私はどうしても終る仕事があって一日家居。多賀ちゃんもひとりで市場まで行ったりして、やっぱり家居。明日は私は外出で、たかちゃん障子を張ってくれますって。私はうれしいわ。
二十日づけのお手紙、けさ着。ではこれから卵さし入れましょう。卵に声なきを如何せん。そんな詩をよんだ女は、支那の女流詩人にも居りませんね。あれほど支那の古典抒情詩の中には、「郎君今何処にあってかこの月を見ん」