Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

せいしまんじどもえ

生死卍巴

国枝 史郎

Lisez 生死卍巴 (せいしまんじどもえ) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 91 598 caractères · 182 écrans

Aozora Bunko

以前と同じような問答の後に、関門の扉が同じように開けられ、そうして同じような格闘が、以前のように行なわれたあげく、番人が地上へころがされ、茅野雄と浪江とが先へ進んだ。

こうしてまたも関門へ出、同じような状態で関門を破り、先へ進んで行った時、茅野雄と浪江とは前の方に、一つの怪異な光景を見た。

「これは大急ぎで行かなければいけない」

大森林の中を白河戸郷をさして、歩いていた一ツ橋慶正卿は、にわかにこう云って碩寿翁達を見た。

「それはまた何ゆえでございますかな?」

こう碩寿翁は意外そうに訊いた。

「お前達みんなが取り合おうとしている、その物が人の手に渡ろうとしている」

「いやそれは大変なことで! ……しかしどうしてそのようなことが?」

「わしだけには解る理由があるのだ」

「ではこうしてはおられませんな」

「それに二人の立派な男女が、虐殺の憂目に逢おうとしている」

「丹生川平ででございますかな?」

「そうだ、丹生川平でだ」

「急いで行こうにも道程はあり、ことには歩きにくい森林ではあり……」

「そうだ、どうも、それが困る」

慶正卿はこう云ったが、四辺に放牧されている、野馬の群へ眼をつけると、