Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はつめいこぞう

発明小僧

海野 十三

Lisez 発明小僧 (はつめいこぞう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 684 caractères · 20 écrans

Aozora Bunko

牛馬の両便と都市の美観衛生問題は、これ誰しも頭痛の種である。そこで此の発明が生れたわけである。

図で見るように、ションの方は漏斗がたの受け器があって、これは牝牛の場合に、適当な個所に於て、下から受けている。

ジャアと用を達せば、この漏斗がたの中に落ち、底から出ている管を通って、タンクの中へ流れ込む。だから、美しい道路を汚すこともなく、地が掘れる心配もないというわけ。

ダイの方は、手前に出ているハンドルを、キューッと矢の方に引張ると、クランクの巧みなる運動によって、蝦のように曲った管の先についているダイの受け器が、クルリと廻って、適当なる下方に伸びて、ダイを受ける。

受けたものはコロコロと、太い管の中を転落して、タンクの中に入るから牛馬先生は、遥かに余韻嫋々たる風韻を耳にするであろう。

ハンドルが間に合わぬことを心配する人があるかも知れないが、こいつは心配いらぬ。何故なら牛馬は用達を催すときには先ず急に止るから、そのとき直ぐハンドルを引張れば、十分間に合う。

――という誠に結構な仕掛けである。かくして牛馬君は、終日おのれの産物を引いて廻ることになる。