Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
もうもくものがたり
盲目物語
谷崎 潤一郎
Lisez 盲目物語 (もうもくものがたり) de 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 75 341 caractères · 148 écrans
ていたゞくとしよう、どうか来世はめあきにうまれておうつくしいおすがたをおがめるようになりたいものだ、自分にとってはそれこそ真如の月のかげだと、そういうふうにかんねんのほぞをかためましたら、それが何よりのぜんちしきになりまして、死ぬ方がかえってたのしいくらいにおもわれて来たのでござりました。
とのさまも、かくなりはてたのはなんともくちおしいしだいだけれども、いまさらとこう云うにもおよばぬ、しょせんこよいはこゝろよくさけをくみかわして、あすの夜あけにはしのゝめの雲ともろともにきえて行こうとおっしゃってそれ/″\御用意をあそばされ、天守をはじめ要所々々へ枯れ草を山のごとくにつみかさねていざといえば火をつけるように手はずをとゝのえられまして、さてあるだけの名酒の樽をのこらず持ってまいれとの御諚でござりました。そんなしたくをいたしますうちにはや暮れがたになりましたが、てきの陣屋も城中のかくごのほどを見てとりましたか、おい/\かこみをゆるめまして、はるかうしろの方へひきましたので、あれ、あのように寄せ手のかゞり火が遠くなったぞ、さすがにひでよしはおれのこゝろを知っているなと、世にもすゞしげにおっしゃいました