Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くうしゅうそうそうきょく

空襲葬送曲

海野 十三

Lisez 空襲葬送曲 (くうしゅうそうそうきょく) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 95 012 caractères · 189 écrans

Aozora Bunko

「御覧なさい、中佐殿。お茶の水の濠の中から、何か、キラキラ閃いているものがあります」

「なるほど、何か閃いているね。おお、君あれは、信号らしいぞ」

「信号ですか」参謀は、双眼鏡をあてて、その閃いているものを注目した。

ピカ、ピカ、ピカ、ピカーッ、ピカ。それを繰返している。それは聖橋と、お茶の水との中間にあたる絶壁の、草叢の中からだった。

「応答して見ましょうか」参謀は、尋ねた。

「やって見給え」

「はッ」参謀は、浅川曹長に命令を伝えた。

司令機の尾部から、白い煙がスー、スーッと、断続して、空中を流れた。

それが、判ったものか、ピカピカ光るものは、鳥渡、動かなくなったが、間もなく今度は、前よりも激しく、閃きはじめた。

「確かに、こちらを呼んでいるのですね。あれは、硝子板を応用した閃光通信です。おい通信兵、頼むぞ」

背後の座席にいた通信兵は、このとき大きく肯いて、先刻から用意していた白紙に、鉛筆を走らせていた。

軈て、地上の信号を、翻訳し終ったものと見え、一枚の紙が、中佐のところへ、届けられた。さて、そこに書き綴られた文章は――

「レイノジケンニツキ、シキユウ、セキガイセンシヤシンサツエイタノム。