Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こうもうけいせい

紅毛傾城

小栗 虫太郎

Lisez 紅毛傾城 (こうもうけいせい) de 小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 25 403 caractères · 50 écrans

Aozora Bunko

そもじを十字架に付ければとて、罪は贖えぬほどに底深いのじゃ。横蔵を害め、慈悲太郎を殺したそもじの罪は、いまここで、妾が贖ってとらせるぞ。よもや、慈悲太郎が聴いた、足音の明証を忘れはすまいな。だれか、早う、この者の靴を脱がすのじゃ」

凛とした声に、躍りかかった四、五人の者が、長靴を外すと、そのとたん、フローラは激しい動悸を感じた。

見ると、グレプニツキーの右足は、凍傷のため、膝から下を切断されていて、当て木の先には、大きく布片が結び付けてある。

しかし、事態を悟ったグレプニツキーは、意外にも、安堵したような爆笑を立てた。

「これは奥方様、お戯れにも、ほどがあるというもの。なるほど、靴を脱いでしまえば、片足には音がないのですから、さような御推測も、無理とは思いませぬが、しかし、黄金郷の探検を、共にと誓った御両所を、なんで害めましょうぞ。神も御照覧あれ、手厚いおもてなしに感謝すればとて、敵対の意志など、毫も私にはござりませぬのじゃ」

と、はだけたシャツの下から、取り出した十字架に接吻するのだった。

しかし、紅琴は、凝視を休めず言い続けた。

「ええ、そのような世迷いごとに、聴く耳は持たぬわ。