Classiques japonais avec furigana
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さいきこうい
細木香以
Lisez 細木香以 (さいきこうい) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 22 332 caractères · 45 écrans
この法要の場所は即ち崖の上の小家であったのである。
五
香以の子之助は少年の時経を北静廬に学び、筆札を松本董斎に学んだ。静廬は子之助が十四歳の時、既に七十に達して、竹川町西裏町に隠居していた。子之助は纔に字を識るに及んで、主に老荘の道を問うたそうである。董斎は董其昌風の書を以って名を得た人で、本石町塩河岸に住んでいた。
子之助が生れてから人と成るまでの間には、年月を詳にすべき事実が甚だ少い。文政六年には父竜池の師秦星池が六十一歳で歿した。子之助が甫て二歳の時である。八年七月二十九日には祖父伊兵衛の妻が歿した。法諡を臨照院相誉迎月大姉と云う。子之助が四歳の時である。十一年には父の友楚満人が狂訓亭春水と号した。子之助が七歳の時である。
父竜池がこの頃の友には、春水、良斎、北渓よりして外、猶勝田諸持があった。諏訪町の狂歌師千種庵川口霜翁の後を襲いで、二世千種庵と云う。一中節の名は都一閑斎である。後に別派を立てて宇治紫文と更め、池の端に住んだのがこの人である。竜池は当時北渓に席画を作らせ、諸持に狂歌の判をさせ、春水、良斎等を引き連れて花柳の巷に遊んでいた。