Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
るこうしんそう
縷紅新草
泉 鏡花
Lisez 縷紅新草 (るこうしんそう) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 24 566 caractères · 48 écrans
お京さんは、結いたての銀杏返で、半襟の浅黄の冴えも、黒繻子の帯の艶も、霞を払ってきっぱりと立っていて、(兄さん身投げですよ、お城の堀で。)(嘘だよ、ここに活きてるよ。)と、うっかり私が言ったんだから、お察しものです。すぐ背後の土間じゃ七十を越した祖母さんが、お櫃の底の、こそげ粒で、茶粥とは行きません、みぞれ雑炊を煮てござる。前々年、家が焼けて、次の年、父親がなくなって、まるで、掘立小屋だろう。住むにも、食うにも――昨夜は城のここかしこで、早い蛙がもう鳴いた、歌を唄ってる虫けらが、およそ羨しい、と云った場合。……祖母さんは耳が遠いから可かったものの、(活きてるよ。)は何事です。(何を寝惚けているんです。しっかりするんです。)その頃の様子を察しているから、お京さん――ままならない思遣りのじれったさの疳癪筋で、ご存じの通り、一うちの眉を顰めながら、(……町内ですよ、ここの。いま私、前を通って来たんだけれど、角の箔屋。――うちの人じゃあない、世話になって、はんけちの工場へ勤めている娘さんですとさ。ちゃんと目をあいて……あれ、あんなに人が立っている。)うららかな朝だけれど、路が一条、胡粉で泥塗たように、ずっと白く、寂然として、家ならび、三町ばかり、手前どもとおなじ側です、けれども、何だか遠く離れた海際まで、突抜け