Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

せいアレキセイじいんのさんげき

聖アレキセイ寺院の惨劇

小栗 虫太郎

Lisez 聖アレキセイ寺院の惨劇 (せいアレキセイじいんのさんげき) de 小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 32 638 caractères · 65 écrans

Aozora Bunko

「では、読まなかった先を続けますから、聞いて下さい。――私が自然の事物の中から導体になるものを選んだのは、ふとした発見からです。床の採光窓から覗いて、それが外壁の回転窓にある朱線にまで達した時、後何分経てば下の動力線に触れるか? 数回に渉って実験した結果、その時間に正確な測定をとげることが出来ました。そして、その導体は瞬時に消滅してしまうばかりでなく、その出発点である鉄管には、頂上の十字架に続いているイリヤの架空線が絡まっているのです。さらに十字架の根元は、鐘を吊す鉄の横木を支えているのですから。さて、私は頃合を見計い置洋燈に点火して、いよいよ聖アレキセイの恐怖が起るのを待ちました。ですから、階段の中途にある壁燈をともしたのは、光がちょうどあの辺まで届くので、導体の具合を見るためだったのです。しかも、硝子に映る壁は黒いので、視野を妨げません。」と一節の区切りまで朗読が終ると、いきなり告白書を卓上に伏せて顔を上げた。

「これから先は、僕の想像に従って申し上げましょう。ところで、その導体と云うのが、何だと思います?。実に、大鐘の振錘を挾んで、導体と置洋燈上の間を連らねた線が、姉さんの脳髄から跳ね出した火花なのでした。