Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たいない
胎内
三好 十郎
Lisez 胎内 (たいない) de 三好 十郎 (みよしじゅうろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 68 766 caractères · 136 écrans
血ではないので、ビックリして考えている。……まだ時々夢を見ているような気もちになるらしい。……頭をブルンと振る)……いや、今の、この……いや、もっと、この……軍靴ですからねえ、クギがついているから、ここんとこなんぞ――(いいながら、首すじの横をなでる)すりむけて、痛いや。……(なんの感情も抑揚もなく、まるで他人のことを語るように、なげやりにヌラリクラリと話す。話の脈絡やテニヲハなども、どうでもいいらしい)毎日、今日は死ぬだろう、今日は死ぬだろうと思って――死にたかったなあ――首をくくって、ぶらさがってもいいんだ。三四人、戦友に、ぶらさがった奴がいるんですよ。朝起きてみると、いなくなってる。そのうちに、山ん中のどっかで、ハナたらして、腐りかけている。良い気持だったな。ザマミロ。……ザマミロ。かんたんだ。ブランコだけは、いつなんどきだって、自由にやれるんだ。……どんなふうにだってイジメて見ろ、なぐって見ろ。食いものを食わさないで見ろ。徐州が来たって中隊長が来たって、大将が来たって――ふ! ブランとぶらさがりゃ、もう手は出せないんだ。首をくくるのが、いつでも自分の好き自由にやれるということが、どんなにすばらしいことか、知っていますか? 自分のイノチは自分の手の中にあるんだ。