Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きのこのまいひめ
茸の舞姫
泉 鏡花
Lisez 茸の舞姫 (きのこのまいひめ) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 906 caractères · 24 écrans
――山は御祭礼で、お迎いだ――とよう。……此奴はよ、大い蕈で、釣鐘蕈と言うて、叩くとガーンと音のする、劫羅経た親仁よ。……巫山戯た爺が、驚かしやがって、頭をコンとお見舞申そうと思ったりゃ、もう、すっこ抜けて、坂の中途の樫の木の下に雨宿りと澄ましてけつかる。
川端へ着くと、薄らと月が出たよ。大川はいつもより幅が広い、霧で茫として海見たようだ。流の上の真中へな、小船が一艘。――先刻ここで木の実を売っておった婦のような、丸い笠きた、白い女が二人乗って、川下から流を逆に泳いで通る、漕ぐじゃねえ。底蛇と言うて、川に居る蛇が船に乗ッけて底を渡るだもの。船頭なんか、要るものかい、ははん。」
と高慢な笑い方で、
「船からよ、白い手で招くだね。黒親仁は俺を負って、ざぶざぶと流を渡って、船に乗った。二人の婦人は、柴に附着けて売られたっけ、毒だ言うて川下へ流されたのが遁げて来ただね。
ずっと川上へ行くと、そこらは濁らぬ。山奥の方は明い月だ。真蒼な激い流が、白く颯と分れると、大な蛇が迎いに来た、でないと船が、もうその上は小蛇の力で動かんでな。底を背負って、一廻りまわって、船首へ、鎌首を擡げて泳ぐ、竜頭の船と言うだとよ。