Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
くさめいきゅう
草迷宮
泉 鏡花
Lisez 草迷宮 (くさめいきゅう) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 71 733 caractères · 142 écrans
(今打つ鐘は、)
と申しますと、
(四ツの鐘じゃ、)
と一人がカチカチ、五ツ、六ツ、九ツ、八ツと数えまして……
(今打つ鐘は、
七ツの鐘じゃ。)
と云うのを合図に、
(そりゃ魔が魅すぞ!)
と哄と囃して、消えるように、残らず居なくなるのでござりますが。
何とも厭な心持で、うそ寂しい、ちょうど盆のお精霊様が絶えずそこらを歩行かっしゃりますようで、気の滅入りますことと云うては、穴倉へ引入れられそうでござります。
活溌な唱歌を唄え。あれは何だ、と学校でも先生様が叱らしゃりますそうなが、それで留めますほどならばの、学校へ行く生徒に、蜻蛉釣るものも居りませねば、木登りをする小僧もない筈――一向に留みませぬよ。
内は内で親たちが、厳しく叱言も申します。気の強いのは、おのれ、凸助……いや、鼻ぴっしゃり、芋※の葉の凹吉め、細道で引捉まえて、張撲って懲そう、と通りものを待構えて、こう透かして見ますがの、背の高いのから順よく並んで、同一ような芋※の葉を被っているけに、衣ものの縞柄も気のせいか、逢魔が時に茫として、庄屋様の白壁に映して見ても、どれが孫やら、忰やら、小女童やら分りませぬ。