Classiques japonais avec furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lisez 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 189 935 caractères · 379 écrans
と慌てゝ短刀を引き抜き自害をしようとするから、權六が驚いて止めました。
八
權六は長助の顔を視つめまして、
權「貴方何をなさりやアす」
長「いや面目ないが、実は此の皿を毀したのはお父様、此の長助でございます」
作「なに……」
長「唯今此の權六に当付けられ、実に其の時は赤面致しましたけれども、誰も他に知る気遣いは有るまいと思いましたが、実はお千代に恋慕を云いかけたを恥しめられた恋の意趣、お千代の顔に疵を付け、他へ縁付の出来ぬようにと存じまして、家の宝を自分で毀し、其の罪を千代に塗付けようとした浅ましい心の迷い、それを權六が存じて居りながら、罪を自分の身に引受けて衆人を助けようという心底、実に感心致しました、それに引換え私の悪心面目もない事でございますから……」
作「暫く待て/\」
權「若旦那様、まゝお待ちなせえまし、貴方が然う仰しゃって下されば、權六は今首を打斬られても名僧智識の引導より有難く受けます、何卒お願えでごぜえますから私が首を……」
作「どう致して、手前は世の中の宝だ、まゝ此処へ昇ってくれ」
と是れから無理やりに權六の手を把って、泥だらけの足のまゝ畳の上へ上げ、段々お千代母子にも詫びまして、百両(此の時だから大したもので)取り出して台に載せ、