Classiques japonais avec furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lisez 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 189 935 caractères · 379 écrans
アね」
作「なに否どころではない、貴様の心底を看抜いての上だから、人は容貌より唯心じゃ、何しろ命を助けてくれた恩人だから、否応なしで」
權「併し夫婦に成って見れば、仕方なしにでも私を大事にしますよ」
作「今此処で惚けんでも宜い兎に角夫婦仲が好ければ、それ程結構な事はない、時に權六段々善い事が重なるなア」
權「然うでございます」
作「知っているかい」
權「はい、あのくらい運の宜い男はねえてね、民右衞門さまでございましょう、無尽が当って直に村の年寄役を言付かったって」
作「いや左様じゃアない、お前だ」
權「え」
作「お前が倖倖だと云うは粂野美作守様からお抱えになりますよ、お召しだとよ」
權「へえ有難うごぜえます」
作「なにを」
權「まだ腹も空きませんが」
作「なに」
權「お飯を喰わせるというので」
作「アハ……お飯ではない、お召抱えだよ」
權「えゝ然うでござえますか、藁の中へ包んで脊負って歩くのかえ」
作「なにを云うんだ、勝山の御城主二万三千石の粂野美作守さまが小皿山の一件を御重役方から聞いて、貴様を是非召抱えると云うのだが、人足頭が入るというので、貴様なら地理も能く弁えて居って適当で有ろうというのだ、初めは棒を持って見廻って歩く