Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おちぼひろい

落穂拾い・犬の生活

小山 清

Lisez 落穂拾い・犬の生活 (おちぼひろい) de 小山 清 (こやまきよし) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 239 741 caractères · 486 écrans

Aozora Bunko

たかが葡萄酒を一本や二本呑んで、意気地のない話じゃないか。『太宰さん、一緒に死んで下さい。』なんてからまれたら、かなわないからね。話が脱線した感じだが、ともかく田中、小山の両人はそんな工合で、また壕の中はお聴きの通り満員の状態で、その上、爆弾が落ちる度に壕の壁が崩れてきて、三人共に半身埋まってしまった。あの、爆弾が風を切って落ちてくる時の響きというか、唸りというか、実に凄じい、いやなものだね。また落下して地上で爆発した時が、すごいんだ。ヒュー、ドン、バリバリバリ、ガラガラ、ズドンさ。これは実際経験してみなきゃわからないよ。なにせ至近弾なのだから。その度に三人抱き合って生きた気はしなかった。田中と小山はとうに僕の家なんか、吹き飛んでしまったものと思っていたらしい。僕は壕の破れから家の玄関の硝子戸が眼に入ったので、まだ少しは人心地があったんだ。何回目かの爆発の後、『津島さんの裏が燃えている。』と云う隣組の人の声が聞えたので、いそぎ壕から這い上ってかけつけて見ると、ただもう白煙濛々、しかし一向に火の手は見えない。暫時狐につままれた思いで佇立していると、そのうちに誰かが『これは毒ガスだ。