Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
うすこうばい
薄紅梅
泉 鏡花
Lisez 薄紅梅 (うすこうばい) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 61 133 caractères · 122 écrans
バケツが引っくり返ってるじゃないの――テン、チン、嵯峨やおむろの花ざかり、浮気な蝶も色かせぐ、廓のものにつれられて、外めずらしき嵐山、ソレ覚えてか、きみさまの、袴も春の朧染、おぼろげならぬ殿ぶりを、見初めて、そめて、恥かしの、森の下露、思いは胸に、」
と早饒舌りの一息にやってのけ、
「わあい……光邦、妖術にかかって、宙に釣られて、ふらふらしてるよ。」
背中にひったり、うしろ姿でお京が立ったのを、弱った糸七は沓脱がないから、拭いた足を、成程釣られながら、密と振向いて見ると、愁を瞼に含めて遣瀬なさそうに、持ち忘れたもののような半が、宙に薄青く、白昼の燐火のように見えて、寂しさの上に凄いのに、すぐ目を反らして首垂れた。
お滝が、ひょいと、飛んで傍へ来て、
「きれいなお姉ちゃん、少しお動きよ。」
「はい、動きましょう。」
と、縁をうつくしい褄捌き、袖の動きに半※(「巾+白」、第4水準2-8-83)を持添えて、お滝の掌へ、ひしと当てた。
「これ、雑巾のおうつりです。」
「あら、あら、私に。」
「でも新しいんですから。」
お滝は受けた半※(「巾+白」、第4水準2-8-83)を、前髪に当て、額に当て、頬に当て、頬摺して、肩へかけ、胸に抱いた、その胸ではらりと拡げ、小腕を張って、目を輝かして身を反らし、