Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みつのあわれ
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ
室生 犀星
Lisez 蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (みつのあわれ) de 室生 犀星 (むろうさいせい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 88 662 caractères · 174 écrans
までは坐らないのである。厭だ厭だといって頭を振るのである。たとえ、そこに坐るにしても歪みを持った陶器は、その歪みを香台にたくみな挟み物をしてやり、すっきりと肩先をのべさせなければならない、かれら古陶の類は多少まがりとか、ゆがみを昔から持たされている。それはそのままでいい訳のものだが、飾るときにはただしく置かれることを好いている、ただしいということは陶器の素性であって、ゆがめられていることは過ちであった。その過ちを彼はたくみに蔽い、いたわってただしくしてやるのである。だから彼はラシァ切れのようなものを沢山に持っていて、挟み物をして姿をととのえてやるのだ、彼は対手が陶器でありながらそれ以上の物に釣り上げて考えてやっている。どんな陶器でも洗いすすぐという事は怠らない、指紋とか手ずれとかはそれを買った時に、洗い落して生地を清めてから眺めるのである。
眼をさましてすぐ眺めるもの、夜の最後に眼におさめてねむるものも、悉く壺であった。寝部屋の枕もとにそのために置かれている壺類は、色のあるものが多かった。天啓赤絵とか柿右衛門の作品とかに雑り、高麗青磁や李朝の白磁がやさしく、あわいみどりの乳白の面を互に相いだきながら、明け方にはいちはやく、明りをたぐりよせて、形を見せはじめていた、その一日という日の明けがたの美しさ、ただ