Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちのもじ

血の文字

黒岩 涙香

Lisez 血の文字 (ちのもじ) de 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 44 021 caractères · 87 écrans

Aozora Bunko

所を確かに認めた者も有り、殊に其方が短剣の刃の欠けぬ様、其剣先に差して行て帰る時に忘れて来たコロップも持て居る、其証拠を見せて遣うか」鋭き言葉に敵し得ず全く逃るゝ道なきに失望せし如く、蹌踉きて卓子に仆れ掛り、唯口の中にて「私しでは有りません、私しでは有りません」と呟くのみ。

目「其様な事は判事の前へ出た上で云うが好い、云た所で迚も採用はせられ舞い、既に其方の共謀者藻西倉子が何も彼も白状して仕舞たから」此言葉に生田は電気にでも打れし如く跳返り「え、え、あの女が、其様な事は有りません、少しもあの女の知ッた事で無いのですから」驚きの余り辷らせたる此言葉は充分の白状に同じければ目「して見ると其方が一人で計んで一人で行ッたと云うのだな、夫だけ聞けば沢山だ」と云い目科は更に余に向いて「君、あの卓子の中などを検めたまえ必ず藻西倉子の写真や艶書などが入て居るから」と云う、余は其命に従わんとするに生田は痛く憤り拳を握りて目科に打て掛らんとせしかども、二人に一人の到底及ばぬを見て取りし如く唯だ悔しげなる溜息を洩すのみ、果して卓子其他の抽斗よりは目科の推量せし通り倉子よりの艶書も出で且其写真も出たる